本屋でふと手にとってみたのがこの本でなんとなく気になったので買ってみたのだがまぁやばかったね。
この作者と言えばストロベリーナイトがドラマ化されて映画化されているぐらい有名な作者で私も以前この原作を読んだことがある。
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それでこの人の本ならと思って読んでみた。一言で説明すると北九州連続殺人事件のやつである。もうこの話に関しては「消された一家 北九州・連続監禁殺人事件」で書かれているのでそっちを知っている人に関してはまたかって感じになる。
私もこの件に関しては同じ事件を題材にしているウシジマくんの洗脳くん編やら冷たい熱帯魚やらを見ているので大体の内容はわかっていたがこの小説に関しても拷問の描写がグロすぎて吐き気をもよおすレベルだった。
いや、映像化されていたり絵を書いてあるマンガよりも自分で情景を想像してしまう小説の方がもっと直接的に脳に映像化される感じでグロさが強烈過ぎた。
あのグロいで有名な映画のソウシリーズでも私は全部普通に見ることのできる人間なのであるが小説はだめなようで一番強烈なシーンはサラッと流し読みするレベルであった。まぁこの辺の描写は一生懸命読まなくても十分でなんなら2ページぐらい全く読まなくても全然問題ない。
グロい以外は小説としてよく出来ていて2つの話が上手く交差してきて最後の最後まで読めない展開になっている。とにかく最後の最後になってのどんでん返しに私は「マジか!」と目を見開いてしまった・・・。
ただ、真実はどうなのか?に関しては読者それぞれの解釈の仕方に委ねられている感はあり、なんかモヤっとした感じで終わっている。
なんにせよ、これが実際の事件を元に描かれているのだからこの世界には理解を超えたイカれた奴が存在するもんなんだよな・・・。
サイコパスと呼ばれる人間らしさを全く持ち合わせていない悪魔みたいなのがこの社会に一定数いるということで油断は大敵である。
ケモノの城の感想まとめ
ぶっちゃけこの小説は誰にもおすすめしたくない本で、マジで焼いて捨ててしまおうかと思うレベルである。ただ、まあグロいシーンさえ無ければどんでん返しは面白かったのでおすすめ度は100点満点中10点です。
この北九州の事件を全く知らない人なら結構色々と学べるんじゃないだろうかって感じはする。吐き気がしたら読み飛ばしましょう。