緊急事態宣言、難波はどんな様子だったのか?

今年の1月の時点ではこんな状態になるなんて予想だにしていなかった。

2月の時点でもまだ完全に中国の話であり、日本はそんなことにはならないと思っていて普通に生活をしていたが、ダイヤモンド・プリンセス号の件でだんだんウイルスの感染力に怯え始める。

そして3月、イタリアやスペイン、フランス、イギリスで猛烈な勢いで広がり、死者数もうなぎのぼりに増えてイタリアなどでは致死率10%を超えるような状態になっている。まさしく医療崩壊であり、人工呼吸器も全く足らずにまともな治療も受けることが出来ない状態になっていた。

アメリカでも信じがたいレベルで感染者数が増えて世界の感染者数が30万人を超えてから非常に短期間に100万人を超えてしまった。

そして4月の日本であるがオリンピック延期が発表されてから東京では日に日に感染者数が増えて一日40人増えたということでニュース速報がでてたと思ったら今週は100人を超える感染者が1日で増加・・・こうなってくると日本の医療現場も崩壊する日が近く感じてしまう。

この状況からついに政府は緊急事態宣言を発表することになった。

緊急事態宣言と言ってもロックダウン(都市封鎖)ではなく、店などに対しても自粛要請ぐらいであり、強制力はない。電車は動いているし、通勤する人も普通にいる。何か大きく変わったわけではないが流石に私も行きつけのバーには緊急事態宣言が終わるまでは行かないことにした(すでに営業自粛しているところが多いが)。

緊急事態宣言発表の難波は?

私は毎日1万歩歩くことを目標にしているのでだいたい毎回会社から戎橋まで行って西成へ帰るのだがここ数週間どんどん人が減り続けている感じだった。

先週はすでに客引きの方が客より多いんじゃないか?ってレベルまで達しており店を開けておくだけで赤字になるんじゃなかろうか?って店が多くなって来ていると思われたが今週はもはや人がいつもの10分の一以下まで減っていると感じる。

緊急事態宣言を受けて昨日、今日から暫く閉店という店が商店街の半分ぐらいになっており、いつも行列のできているたこ焼き屋すら閉まっていた。

先週はたくさんいた客引きも半分以下まで減っていて宗右衛門町の無料案内所すら閉店している。

大阪最大の繁華街ですらこうなってしまうのか…と言った印象である。

ドラッグストアが潰れ始める

難波にはインバウンドを当てにした免税ドラッグストアが多数乱立しており、ここ数年で3〜4倍には増えていると感じる。通りには何軒もドラッグストアが軒を連ね、戎橋の周辺は360度視界に必ずドラッグストアがある状態だ。

こんな大量にあるドラッグストアに外国人が来なくなるとどうなるのか?一気に潰れ始めるしか無いのである。恐らく1〜2ヶ月は持ちこたえる事はできるのかもしれないが流石に2月から消えた中国人客が4月になっても戻ってこないとテナント料を払えないところが出てくる。

特にダイコクドラッグは店舗を出しすぎている感じで何店舗あるのかわからないぐらい大量に難波に店を持っていた。

そのダイコクドラッグが一つ、また一つと端の方から閉店している。日本橋の店は先月すでに潰れている。

今日も道頓堀のドラッグストアが閉店セールをしていてカップ麺やお菓子がかなり安く売られていた。カップ麺の買いだめはイオンで買うよりも閉店セールのドラッグストアで買ったほうがだいぶ安い状態である。普通200円で売られているカロリーメイトが100円という激安っぷり。

ここ数年で店舗数を増やしていたドンキホーテに関しても外国人客の減少をモロに食らっているのか店頭には激安品が更に安く売られている。なぜかよくわからないがハンガーが30円とかコロコロの替えが50円とかで売られていた。

今は活動自粛しよう!

コロナに歩く足はない!本当にそのとおり。人が動き回ってうつすから感染者数が減らないのである。

感染者数が減らないと緊急事態宣言は続くことになる。緊急事態宣言が長く続けば経済は停滞してどんどん失業者が増える。

本気で感染拡大を止めなければ自分の収入にも関わってくるし、自分の趣味すらままならなくなる。コンサートに行くのが趣味の人やスポーツ観戦が趣味の人にはすでに大きな影響を及ぼしている。

私も競馬の現地観戦が出来ず、毎年楽しみにしているサラブレッドと桜の共演を今年はみることが出来なかった…。

この状態をどうにかするために、一人ひとりが本気で感染拡大を食い止めるために今なんとかしなきゃならない。

私も地獄谷に行って飲みたい気分を毎日押し殺し、レモンチューハイの原液でごまかしている。

本当に緊急事態宣言が終わる5月6日までみんな我慢して自粛してくれ。

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