クロスバイクの書

パンクした時なぜチューブ交換になるのか?

チャリがパンクすると高確率でチューブ交換になる…

自転車愛好家として生きているとちょいちょいパンクを経験する。

パンク修理は自分でやることがほとんどだけど、たまにパンク修理セットを持っていない時にパンクしてしまい、しょうがなく近くの自転車屋へパンク修理に行くことがある。

自転車屋でパンク修理をすると大体500〜1000円程度の修理費用となる。

修理箇所を見つけてパッチを貼り付けてチューブを戻し、空気を入れるだけなので20分程度で出来る作業である。

なのだが、最近4回連続ぐらいでチューブ交換になっている。チューブ交換の場合、チューブ代とチューブ交換工賃になり、割高になる。

チューブ交換は店によって値段が違ってくるがボッタクリかよって思ったところは4500円取られた。街の自転車屋って感じのおじいさんがやってるところだったがマジで足元を見た価格設定である。

その前も折りたたみ自転車でパンクした時、街の自転車屋みたいなところで3000円と言われてしょうがなく払った。昨日パンク修理した時はチェーン店の自転車屋だったからか2600円程度と比較的安かったが、パンク修理だったら1000円で直るのに倍以上かかってしまっている…。

チューブ交換になる理由

チューブ交換になる理由はいくつかあるが多いのが空気を入れるバルブの近くに穴が空いていてパッチが貼れないというのと、以前修理したところと同じ箇所に穴が空いていてパッチが邪魔して更に貼れないというのがある。

他にはパンクの穴が裂けた様になっている場合などはパッチが貼れないのでチューブ交換になる。

チューブ交換の方が簡単で利益率が高い

自転車に詳しいと知っていることなのだが、パンク修理はロードバイクやってる人間は基本的にチューブを換える。ロードレーサー用のチューブはそれほど高くなく、安いものだと600円台からある。

それを考えると、パンクの穴を探して穴の周りを削ってパッチを貼るという作業をする手間をかける必要がないので、現場でパンク修理をする時はチューブ交換をするのが一般的。

ロードレーサーの場合は車輪の着脱も容易でチューブ交換もとても楽なのである。

ということで、自転車屋の視点で考えてもいちいち穴を探したり、チューブを削ったりといった面倒な作業をして500〜1000円という大した稼ぎにもならない作業をするよりも、チューブという商品をネットで買うよりも割高な値段で売りつけることが出来、それでいてただ単にチューブを装着するだけの仕事でチューブ交換工賃というパンク修理よりも割高な修理代を取ることが出来る美味しいやり方がチューブ交換なのだ。

まぁ自転車屋も商売だから稼げることをやらないと生き残っていけないのだろうけどチューブ交換と言われるたびに、またそう言ってボッタクるつもりなんじゃないのか?と疑心暗鬼になってしまう。

自転車屋としては自分の店で買ったわけでもないスポーツバイク乗っている人間なんて一見さんであり、どうせ固定客にならないんならとりあえずボッタクっとこって感じなのだろう。

街の自転車屋さんのお客さんはファミリー層で、ママチャリとか子供用自転車なんかを買ってくれるお客さんについでにネットで買うよりも割高なワイヤーロックを買わせたり、ネットで買うよりも割高なライトやらベルやらも合わせて買わせることで利益を上げてるわけだ。

スポーツサイクルに乗ってる若い兄ちゃんなんてのは、大体の物をネットで購入して取り付けるので街の自転車屋さんでまず物を買わない。ということで本来パンク修理なんてしてあげたくもない種類の人間なのである。だから、パンク修理に行ってもチューブ交換になりますがどうしますか?別にお店としては帰っていただいても一向にかまわないですよ?みたいなスタンスで来るのだろう。

まとめ

スポーツサイクルに乗ってる人間は街の自転車屋でパンク修理をしてもらえる可能性が低く、基本的にチューブ交換を覚悟して店に行ったほうがいいだろう。極稀にめちゃくちゃいい人がやってるお店だとちゃんとパンク修理をしてくれる場合もあるが8割ぐらいの確率でチューブ交換って言われるから気をつけよう。

クロスバイクとかロードレーサーに乗っている人は簡単なのでパンク修理に関しては常に自分でやるようにするべし。

参考 スポーツバイクのパンク修理のやり方