格差社会は当たり前!今後もっと格差は広がる!
という記事を見て思ったのが格差社会は今後もっともっと発展していって貧乏人はもっともっと増えるだろうってこと。
ピケティの法則から労働で稼ぐお金よりも投資で稼げるお金のほうが多いので金持ちはもっと金持ちに貧乏人は更に貧乏になることが明らかになっている。
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自然界では格差社会が普通
私はよく釣りをしているのだが魚の世界も格差社会になっている。ブラックバスを池に放流するのは今は違法だが私が釣りを始めた25年前ぐらいはまだ合法で日本各地の池にブラックバスを放流しまくっている時期だった。
この時にブラックバスは放流直後は一気にみんな大きくなる。稚魚が日本の在来種やアメリカザリガニなどの他の生物を食いまくって大きくなるので釣れる魚はみんな30センチぐらいのサイズで統一されている。これが高度成長期とかぶる。
その後どうなるかというと食べ物が限られているので結局弱いものから死んでいき残った強い魚は大きく太く育つ。そして次の世代が生まれるがこの大きな魚がエサを独占するため大きく成長しない。
ブラックバスが移入されて20年も経つとほとんどの池でこのような状態になる。個体数が安定して極小数の50センチ超えレベルの大型サイズと大多数の小サイズに別れるのである。これが魚の世界の格差社会。
他にも森林でも同じような状況になる。
まず何もないところに草が一気に生えるがその草の中に木が生え始めその木が大きくなると光が届かなくなり草や背の低い木は全て枯れていく。
そして森は巨木に覆われその林床には小さな木がちらほら生えるのみ。小さな木はほとんど光が当たらないため全く大きくならずその巨大な木が台風などで折れて倒れるのをひたすら待ち続ける日々。
これが自然の法則である。森林火災でも無ければ極相と呼ばれるこの安定した状態に収まるわけである。
人間界も自然界の一部なので自由経済の社会では自然界と同じ状態になるものなのだ。戦争でもなければ格差社会になるのは当たり前。
どうすればこの格差社会の中で生き残れるのか?
変化に対応してチャンスを活かす事が大事だろう。自然界でも大きな魚や大きな木が死ぬとその個体がこれまで専有していた場所が開くのでその場所をめぐって必死に戦い勝ち取ったものが大型の個体となり生き延びる。これをギャップ更新と言ったりするが穴が空いた場所に上手く入って適応する力が必要だ。
人間でも同じで技術革新やグローバルな流れは日々変化し続けている。この変化にどれだけ対応し穴を見つけてそこに如何に入り込むか?の能力が問われていると感じる。
古い体制のまま運営されて変化に対応できなかった三菱自動車やシャープという巨大な企業が倒れその穴に海外からゴーンやホンハイなどの外来種に入り込まれる。日本はこれまで島国というガラパゴスな独自な進化をしてきたが今やグローバルの時代。国際的な常識に対応できるかどうかが今後生き残れるかどうかを左右することとなるだろう。
個人としてやっておかなければならないことは余剰資金をできる限り投資にあてることだろう。労働よりも投資のほうが効率よくお金を稼ぐことが判明しているわけだから投資をせず労働だけでお金を稼いでも投資をしている人との格差は広がり続けるだろう。
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