今後のWeb広告はSNSの重要性が増し続ける
今回は、会社でアフィリエイトをやって失敗した話のスピンオフ的な話をしようと思う。
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実録!アフィリエイト事業立ち上げから事業撤退まで
今回アフィリエイト事業を立ち上げて事業撤退となってしまったのだが、もしかすると何か役に立つかもしれないのでその話をまとめておこう。
この中には書いていないが、私はWebサイト立ち上げ時期からずっとTwitterとYouTubeチャンネルを作ってうまく運用していく方がいいということを言い続けた。上司は、余裕が無いということでその案を採用してくれなかったので実現しなかったが、なぜアフィリエイトにSNSやYouTubeチャンネルが必要なのか?
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広告は嫌われている
広告は元々好かれてはいないものなのだが、2019年現在、昔よりもずいぶんと嫌われるようになったと感じる。
原因は広告を出す側のやりすぎが全てだ。
サイトの場合の例だが、気になる記事を見ようとしたらいきなり全面に広告が現れ、小さなバツボタンを押さなければ消えない。
そして、次のページに行くたびにそのうざい広告を見せられる…。うざすぎるのである。
広告を見たくない人間からしたら何回も同じような広告を見せられても絶対そのバナーをクリックしないし、逆にその商品への好感度が下がる。
なのに広告業者は何回見せたかを広告主に言ってうちのメディアで配信すると何PV保証します!みたいなことを言っている。広告業者と広告主のせいで消費者の広告嫌いが加速しているのが現状なのである。
最近の広告は質があまりにも悪い
昔はまだ普通の広告が多かったと思うのだが最近の広告は酷さが増していると感じる。広告配信業者がギリギリグレーゾーンを狙って広告を作っていることが原因であろう。
グーグルのガイドラインでは絶対配信不可能な悪質な広告も時々表示されていて唖然とすることもある。本当にギリギリのところを攻めているのだろうなと言った感じだ。
例えば、アダルト系の広告も時々私のブログに表示されている。グーグルはアダルトに大して非常に厳しい会社なのに時々配信されていてどうやって配信できたのか不思議に思う。
こういう広告を見たくない消費者がドンドン増えているのが現状なのだ。
検索結果の信頼性が下がっている
2019年現在、グーグルの検索結果が広告に汚染されていることをすでに消費者は知っている。だから消費者はグーグルの検索結果で調べても、そう簡単にはそのサービスを利用しようとは思わなくなってきていると言える。
どんどん検索結果への信頼性が下がっているのである。その結果、今の若者はグーグルで検索せずに、インスタグラムやTwitterで検索する人が増えている。
信用のある人間の言うことを聞く
検索結果が汚染されていることを知っている人間は検索結果から物を買おうとしなくなってしまうし、広告嫌いな人はバナー広告を見ても無意識に目に入れずに飛ばしてしまう。
そういう人でも自分の好きな人がおすすめしている商品は買ってしまう人が多い。例えばマツコ・デラックスがおすすめするものだったら買っちゃうという人も多い。
“フェイク”はカネになる その実態を追跡した | NHKニュース
この記事でもマツコ・デラックスがすすめているという商品(この場合、嘘だけど)を買ってしまっている人が出てくる。
マツコ・デラックスは毒舌で、嫌いなものは嫌いとはっきり言っていて嘘をつかないキャラクターなので、その人がすすめるものは本当にいいものなのではないかと判断してしまうのだ。なので、有吉弘行や坂上忍などもフェイク広告に使われがち。
上の例はフェイク広告の話だが、実際に影響力のある人がSNSで商品を紹介することは多い。これを広告だと思わずに有名人と同じものを使いたいという消費者も多いので影響力のある人ならいくらでもものを売ることが出来る。
例えば、どんだけ~でお馴染みのIKKOさんは美のカリスマなので化粧品を軽くおすすめするだけで数千万円単位で金が動く。
私の知り合いの会社で化粧品を作っていたのだが無名で全く売れていなかったのがIKKOさんの目に止まったらしく、ちょっとその話題をどこかの雑誌で語っただけで在庫がなくなるほど売れたらしい。この時は特にお金を払ったわけではなかったらしいがIKKOパワー恐るべし!
IKKOさんの凄さはこういう無名の商品まで常にチェックしているところだろう。だからこそ美のカリスマとしてこれだけの影響力を持つまでになったのだ。
このように、この分野ならこの人の言うことを聞いとけば間違いないと思われるレベルまで信頼を稼ぐことが出来れば自動的に物が売れる状況が生まれるのである。
SNSはユーザーとの距離が近い
テレビに出ている人とか映画に出ている人とかはファンとの距離が遠すぎてコミュニケーションが難しい。ファンレターを送るぐらいしか出来ず、そういう人は忙しいのでなかなか返事も出せない。
ただ、SNSはユーザーとの距離が近く、ファンは気軽につぶやきに対してコメントを送ることが出来るし、有名人も気になるコメントに返信をしたりしてくれたりする。有名人は時々エゴサーチをしていて自分のことをつぶやいてくれている人のコメントにいいねしたり、リツイートしたりしてくれるし、ファンはどんどんその人のことを好きになっていく。
こうやって固定ファンがどんどんその人を知っていってどんどん好きになっていくのである。心理学的な単純接触効果というものであり、人となりを知ることでライトなファンがしっかりしたファンになる。
私の知る中で一番上手くSNSを利用しているなと思う人が元ジョッキーの鈴木麻優さん。
私生活も包み隠さずオープンにすることで人となりがわかり、どんどん応援したくなってくる。
これから重要性を増すのはYouTube
いろいろなSNSがあってどれがいいのかわからないという人が多そうだが私もどれがいいのかわからない。狙っているユーザー層に合わせたSNSを利用するのが一番重要だと思う。例えばF1層と呼ばれる若い女性ユーザーならインスタが一番使われているSNSだろうし、オタクを狙うならTwitterだろうし、中学生や高校生を狙うならティック・トックだろう。
その中で今後確実に重要性を増すと考えられるのがYouTube。
いろいろなところで言われているが、今後モバイル通信は5Gに移行して通信速度は増し、第4の通信会社として楽天が参入することでスマホの通信料は下がる。そう考えると動画をもっと気軽に見ることが出来る環境が整うので確実にアクセスは増え続ける。
YouTubeチャンネルの登録者が多ければアフィリエイトに有利なのか?であるが、完全に有利と言える。例えば、ぷろたんと言うユーチューバーは自分ではアフィサイトを作っていないが、完全にアフィサイトの広告塔として成功している。
メンタリストのダイゴはブログを作って約1ヶ月でアクセス数が30万アクセスを超えている。このサイトを見てわかるのが検索にも強いということである。
SNSは検索に強い
SNSがすごいと思ったのは転職アフィリエイトで月2000万円稼ぐと自分で言っているmotoと言う人の「転職アンテナ」というサイトがはてなブログのガイドライン違反(はてブスパム)で垢バンされた事件。
転職アンテナは転職関係のワードで軒並み上位表示されており、異常に強いサイトだったのだがはてブのスパムで成り立っていたからこそ強かったのかと思っていたのだが、はてなにサイトを消されて1ヶ月後、独自ドメインでサイトを作り直しすでに検索上位に表示されている。
完全に新規ドメインであり、ドメインパワーなしの状態から超短期間で検索激戦区で上位表示されるというのを見せられると、完全にmoto氏がTwitterで転職の権威として信用を得ているからこその結果だとしか言いようがない。これがもしもはてなブログだけでTwitterをやっていなかったらこんな短期間で転職アンテナが上位表示されたのか?疑問である。
まとめ
2019年のアフィリエイトはどんどんSNSの重要性が増していると言っていいだろう。今後はアフィリエイトサイトを作るだけでなく、そのアフィリエイトサイトのSNSアカウントを作り、同時に運用していくことで信頼性を上げる事ができるようになる。
そのSNSはYouTubeが今後重要性を増していくと予想されるので今のうちにユーチューブチャンネルを作っておくと良いと言える。
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