思い出は美化される!脳が幸せ変換してる件
昔の話なのだが、なんか毎日辛いなぁって思ってた。
年齢で言うと25,26,27と私の人生暗かったみたいな歌詞になる。
あの頃は本当に毎日しんどかったよ。プログラミングとか別に好きなわけでもないけどWebデザイナーとかもうプログラミングわかんないと将来生きていけねえなって思って無理やりシステム開発の会社に入ってOJTでプログラミングを学んでた頃だよ。
ガチで俺の脳みそプログラミングが理解出来なさすぎて常にオーバーヒートしてる感じがしていた。
同期ぐらいで入った女の人も熱が出るとか言いながらいつの間にか他の会社の面接受けて教育関係の会社に転職していったよ。
俺以降に入った人も半分ぐらいは消えていったね。
本当に地獄のような毎日で訳のわからんバグを探してそれを潰していく作業ばっかり一年中していて納期ギリギリになると会社に泊まり込みとか当たり前。
これが好きな作業だったら文化祭みたいなノリで楽しめるのかもしれないけど嫌いな仕事やからね。常に産みの苦しみを味わうみたいな感じよ。
検収終わったら社長が寿司を食わしてくれるというのが唯一の楽しみだった気がするけど別に俺寿司好きじゃないからね。酒もよく奢ってくれたけど別に俺酒好きじゃないからね。無駄に朝まで酒飲まされるとか全然うれしくないからね。
マジで全部地獄やった。
ただ、今現在、この頃の記憶を思い出しても別にそんなに辛かったっけ?みたいな感じになる。
なんやかんやで楽しいこともあったし、今となってはいい思い出の方が多いんじゃないかなみたいな気分になる。
正直、死ぬほどタイプな女上司がいなかったら即辞めてたし、その上司が結婚で辞めてすぐに俺も辞めたからね。唯一良かったのはその女上司と2人きりで深夜作業して一緒に駅まで歩けたことぐらいよ。何もなかったけど。
ほんと、あの頃は毎日地獄みたいで電車に飛び込めたら楽になるやろうなって思ったことすらあるぐらいなのになんでか思い出は美化されてしまっている。
どうやら人間の脳というのは記憶を美化することで生きていくのを楽にするというシステムに基づいて動いているらしい。
思い出が悪い記憶ばっかりになると生きる希望が無くなってしまって毎日暗くなって不健康になるし、心の病気にもなってしまうだろう。
だからどんな人間も良かった記憶と悪い記憶の割合が7対3の割合になっているらしい。
これは大富豪でもホームレスでもその割合に違いは無いらしい。
ってことは、どんな人生でも結局7割は楽しい思い出になるわけだからやりたいことやったほうがいいよね。
大富豪になって世界中を旅行し続けても、事業に失敗して借金取りに追われて自己破産しても結局人間最終的に死ぬ時に思い出を振り返ると7割幸せなんだから何やってもいいんだよ。
生きてるだけで丸儲け。生まれた時は裸だから死ぬ時パンツ履いてたら勝ちや!
先人たちは実にいい名言を残してくれている。
俺は俺の人生をこれからも楽しもうと思う。