老後のためにお金を貯めても使えず終わりそう…

最近こういう記事を見たのでついついブログを書いてしまう。

老後のことを考えると年金以外に月20万円は欲しいから6000万円の貯金を貯めておきたいという内容である。

そのために半額の弁当をスーパーで買ってきたり、とにかく必死で質素な暮らしをして節約しまくり、20代なのに2000万円も貯金をためているとのことだ。

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老後の貯金はそんなにいらない

うちの親が既に引退していて老後の生活を送っているわけだが年金は厚生年金で月20万円以上もらえている。個人年金などもあるのでもっと貰っているだろう。

ただ、正直うちの親はケチ(倹約家)なので基本的に贅沢は全くしないし、浪費するような趣味など無い。

父親はとにかくひたすら自転車で徘徊するのが趣味で電動自転車で毎日あちこち行っている。

母はゲーマーなのだがやってるゲームはパソコンのパズルゲームで一つのゲームを既に5年以上やり続けている。

課金するようなゲームではなく買い切りなので5000円で5年遊んでいるわけである。

他に金を使うところは銭湯とかヨガ教室とかぐらいで本当に金を使わない。

食べるものも野菜は高いと言って豆苗育てたり、家の庭で野菜を育てたり、高い物は基本買わない。

私がふるさと納税でうなぎを貰ったので持っていったら一年ぶりのうなぎだと言っていた。
うなぎ大好きなのに高いから買わないという徹底ぶり…。

家のローンは既に完済しているので月々の固定費に関しては受信料とか通信費とか保険料、光熱費、固定資産税ぐらいか。

歳をとっているので定期的に病院にはかかっているがそれも家計を圧迫するほどのものではない。時々怪我をしたりもするが保険が支払われるのでカバー出来ている。

家電が壊れたりしてたまに大きな出費はあるものの今の家電は10年ぐらい余裕で持つので冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビそれぞれ20万円ぐらいの出費を10年で割れば年間8万円程度となる。月額で7千円程度。

結局老後月々の年金だけでほとんど余裕で暮らせている。

老後、金を使わなくなる

はっきり言って人生でお金を使う時期と言うのは20〜30代であり、結婚・出産・子育てというイベントがあるから。

他にも20代や30代はいろいろな欲求があり、承認欲求やら物欲やらいろんな欲のためにお金を浪費しがち。
結婚したい人は婚活に莫大な金を使うし、美を追求したい人は美容整形や化粧品などに金を惜しまない。

だが、老後65歳になった時に欲が存在するかというとそれほどでもないのである。

うちの死んだおばあちゃんにしても欲など一切なく、旅行にも一切行かず、食べるものはスーパーの特売品ばかり。

外食など一切せず、買うものは孫へのプレゼントばかり。

行くところは常に病院で毎日のように病院に行っていた。

おばあちゃんに会いに行くたびにお小遣いとして1万円とか3万円とかもらえてたのだが本当にそんなところにしかお金を使えなかったのだろう。

私は36歳なのだが既に欲がだいぶ失せている。

20代の頃はまだまだ元気でオールで遊んでも次の日ちゃんと普通に働けていたりしたけどもう無理だ。

物欲にしても高い時計とか昔は欲しかったけど今ではチープカシオで十分という状態になっている。

オーデマ・ピゲやらロレックスやらパテック・フィリップやらリシャール・ミルなんていらんよ。

結局時刻を刻めたら十分なんだから。見た目もチープカシオかっこいいしね。

車も新車で買ってみて結局3年で売っぱらったし、景色のいい部屋に住みたいってのも西成のマンションに移り住んで達成した。

20代の頃やってみたかったことはもう全てやりつくした感がある。

ということで、上の記事のような年金以外に月20万円必要ってのはあまりにも現実離れしていると言える。

若くて欲が1番多い時期に質素倹約生活をしている人間が齢65歳になって急に毎月40万円もの金を必要とするのか?ありえないだろう。

旅行が趣味であったとしても歳を取ると定期的に病院に行く必要が出てきたりしてアクティブに動き回れなくなるし、そもそも足腰が弱っていて月に2泊3日の旅行がやっとではないだろうか?

贅沢しても6万円ぐらいあれば十分満足行く旅行が出来る。

まとめ

老後に6000万円もの金が必要になるとは到底思えない。

若い時から贅沢をしていてその生活水準を保ちたいから6000万円以上は貯めたいとかならわかるが、現在質素倹約で爪に火を灯すような暮らしをしている人間が老後に急に金が必要になることはまず無いだろう。

そう考えると不安に苛まれひたすら貯蓄に回し続けて今を無駄に生きるのはどうなのかと思わざるを得ない。

私は若い時は積極的に自分への投資を行い、稼げるお金を最大化するのが良いと思っている。稼げる額が最大化されれば、お金を貯めるのは30代からでも十分間に合うだろう。

貯金、投資、浪費のバランスを考えてお金を使っていきたい。

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