高齢者は孤独死して後処理が大変なので賃貸に住めない件
持ち家か賃貸かはバトルがよく繰り広げられるものだけど孤独死問題が賃貸において最大のネックとなるという話をしてみよう。
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高齢者になると借りることが出来る物件が限られる
自分がアパートやマンションのオーナーだったとして考えるとわかると思うが入居者が孤独死した場合、処理が非常に大変になる。
孤独死したタイミングが夏だったりすると一週間発見までに時間がかかった場合、腐敗が進み床まで染み込む可能性がある。匂いも部屋に染み付き処理が非常に大変になるだろう。
そして事故物件として扱われ、次入居する人にはその事実を伝える義務があり、それにより家賃収入が減る可能性も高い。
高齢者を入居させるリスクはこれほどまで大きいのである。
だから高齢者というだけで賃貸住宅の選択肢は狭まり、不便で条件の悪い物件に割高な家賃を払う必要が出てくるのだ。
若いうちはいくらでも借りることが出来る
持ち家、賃貸の議論でよく言われるのは持ち家の場合はローンを抱えて転居の自由がなく、周りの環境が変わったときのことを考えるとリスクでしか無いとか、今後人口が減っていくのだから土地の価値は減って行き、持ち家の価値は下がり続けるとかいう話。
そう考えるとわざわざローンを組んで今家を買わなくても色々な場所に転居可能な賃貸のほうがメリットが大きいように感じる。
しかし、よく考えておかなければならないのが年を取ってからではお金が借りられなくなる可能性が高いということ。
定年退職後に家をローンで買おうと思っても銀行からの融資は中々引き出すことは出来ず、安くなった家ですらそう簡単には買うことが出来ない。
田舎へ行けばいくらでも安い家は見つかるかもしれないが年を取って体力的にも健康的にも不安を抱えた状態で田舎に住むのはかなり厳しい。買い物にいくにも病院に行くにも車が必須となってくるだろう。
人口の都市集中は今後も続いていくと考えられ、都市の土地価格はそれほど急激には下がらないだろう。そう考えると数十年後であっても数千万円のお金が必要と考えられる。それだけの貯蓄があればいいが相当難しいのではないだろうか?
賃貸に関しても若ければどこでも問題なく借りることが出来て好きなところに住むことが可能だろう。そういう人が転居自由だし賃貸で一生いいじゃんって言うのは未来が全く見えておらず自分が高齢者になった時に後悔してももう遅いという事になりかねない。
住宅ローン控除の制度が使える
住宅ローンを払っている人が利用できる制度で税金の控除がある。
詳細は住宅ローン控除の計算方法と、減税を100%活用する裏ワザとは?を見てもらえればわかるが、簡単に言うと一定の条件を満たす住宅ローンの合計額から1%税金の控除を受けることが出来るということで、4000万円のローンがあれば40万円税金が返ってくる。10年限定とか色々あるのでそのへんは調べてみると良いだろう。
孤独死するから高齢者は物件を借りることが出来ないのまとめ
高齢者は風呂に入るとショック死する事が多いので風呂をやめて銭湯に行くだけでも孤独死リスクを大きく減らす事ができるのだが、そういったことと関係なく高齢者というだけで賃貸物件を借りるのはとても難しいのが現状だ。
今後は高齢者の数が増えていき、空き家対策などでもう少しは今よりましにはなっていくと考えられるが現状を考えると高齢者になって賃貸物件に住み続けられると考えないほうが良いとしか言いようがない。
自分が70歳になった時、それなりの都会に持ち家を持っておくことは割りと重要だと思う。
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