狛江市は、東京都の多摩地域東部に位置する市です。東京都区部に接し、ベッドタウン的な性格が濃いですが、多摩川をはじめとする自然が多く残り、将来市像として「水と緑のまち狛江」を掲げています。日本で2番目に面積が小さい市として知られています。
市内には、伊豆美神社や泉竜寺などの歴史的建造物、狛江公園や多摩川緑道などの自然スポット、東京農業大学などの教育機関が数多くあります。また、毎年8月に開催される「狛江花火大会」は、関東でも有数の花火大会として知られています。
狛江市は、子育てしやすい街としても知られています。市内には無数の公園や児童館があり、子育て支援センターなどの子育て支援サービスも充実しています。また、市内の小学校では、絵手紙教育に力を入れており、「絵手紙発祥の地」として知られています。
狛江市は、ベッドタウンでありながら、自然と子育てが充実した街です。東京都心へのアクセスも良く、住みやすい街として人気があります。
ちなみに私は上京して8年間狛江市に住み続けた狛江大好き人間。和泉多摩川駅近く(猪方)に5年と狛江駅近く(東和泉)に3年住んでいた。
狛江マニアっていうほど狛江に精通しているわけではないが、これだけ住み続ければ見えてくる何かがあると思うので参考にしていただければ幸いである。
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狛江ってどんなところ?
狛江市は世田谷区の喜多見と川崎市の登戸に挟まれた小さな市で、小田急線しか電車は通っていない。その小田急線も2つの駅があるものの急行は止まらず準急がかろうじて狛江に止まるのみ、急行を使いたい場合は登戸か成城学園前で乗り換えるしか無い。
喜多見駅は狛江市ではなく世田谷区ではあるもののほぼ狛江と言ってもいいぐらい隣接しており、狛江市民でも喜多見駅を利用している人は多いだろう。家賃相場も喜多見駅と狛江駅ではほぼ差が無いので狛江の不動産屋さんで喜多見の物件を紹介されることもあるし、喜多見の不動産屋さんで狛江の物件を紹介されたりするだろう。野川よりも多摩川よりの部分は狛江でいいと思う…。
狛江の治安について
狛江市の治安は非常に良いと言っていいレベルとなっている。基本的にベッドタウンであり、繁華街が無く、事件が多そうな川崎市とは川で隔てられているので治安については東京都でもかなり良い方である。
http://www2.wagmap.jp/jouhomap/Map?mid=3&mpx=139.5765687384935&mpy=35.62743715878153&bsw=1368&bsh=960
狛江のメリット
まずはメリットから書いていこう。
家賃が安い
隣の世田谷区は家賃が高い。それに比べると狛江はかなり安い。
6万円の家賃だと世田谷区では木造の日当たりの悪いボロアパートしか住めないが狛江だと普通のワンルームマンションに住める。
小田急線で新宿まで行けるので独身の単身者向け住居がものすごく豊富なのである。
多摩川が近い
多摩川は自然があふれていて住環境としては非常に素晴らしい。
ランニングもできるしサイクリングも気持ち良い。犬の散歩なんかにもちょうどいい場所。
でもバーベキューは市の条例で禁止!!ってことでゴミも少なくて静かで暮らしやすいのだ。
バーベキューをしたい時は対岸の登戸周辺で出来るので問題ない。
庶民的な店が多い
喫茶店とか居酒屋とか地元密着型の親しみやすい店が多い。
もちろん普通の居酒屋チェーン店もたくさんあって飲む場所に困らない。
和泉多摩川の商店街などはこじんまりとした懐かしい感じの商店街で、地味な蕎麦屋とか地味なラーメン屋とかがあるいい場所。
騒音が少なく、静かな街
狛江の住宅街はとにかく無音なことが多い。
夜など本当にシーンと静まり返る。静かな環境を求めている人にはおすすめ。(深夜とか目を閉じるとあまりの静寂に逆に怖くなることもある)
登戸が近い
自転車があれば多摩川を越えて登戸へ行く事ができる。
和泉多摩川には無いような店が登戸ならたくさんある。
お姉さんと麻雀ができる店とか漫画喫茶とかそういうのは登戸に行かなきゃ無いが、近いのでいくらでも行ける。
自転車なら向ヶ丘遊園駅も近いので学生をターゲットにしたお店も多く、美味しいラーメン屋もたくさんある。
テレビドラマとか映画の撮影が多い
多摩川をランニングしたりサイクリングしたりしていると映画の撮影に出くわすこともしばしば。
近くに映画スタジオが多くロケもこの辺りでやるのが多いようだ。
プロモーションビデオやテレビドラマの舞台にもよく使われており、マンガ「ソラニン」に出てくる景色も狛江の多摩川が多い。
私が上京してからすぐに「純喫茶磯辺」という雨上がりの宮迫さんが主演の映画が和泉多摩川の商店街を舞台に撮影されていてあの喫茶店も和泉多摩川に作られた。
今やあちこちで引っ張りだこの仲里依紗さんを生で見ることが出来て嬉しかったのを覚えている。
その他の狛江の魅力
他にも畑が多くて新鮮な野菜が買えるところとか川崎の山の中からカブトムシが飛んでくることがあり、街灯の下に落ちてたりすることとかもいいところだと思う。
あまり知名度が無い市ではあるがファミレスや蔦屋など結構住む分には困らない場所で住めばいいところ。競馬が好きな私にとっては40分ほど自転車を漕げば府中の競馬場へ着くというのもメリットのひとつだった。
狛江のデメリット
狛江はいい街だがデメリットもあるので挙げておこう。
知名度が低い
狛江と言っても誰も知らない。小田急線しか通ってないので小田急線を使ったことのある人ぐらいしか知らない事が多い。
私は狛江を紹介する時、世田谷の隣の市とか川崎の登戸の多摩川を挟んだ東京側とかいう説明をしている。地元でこれを言うと「あー川崎ね」と東京扱いしてもらえないことが多い。通じない時は、喜多見に隣接しているので世田谷と言っても多分そんなに問題はないと思う。
新宿がまあまあ遠い
大体みんなで飲もうとなると新宿とかになることが多いのだが狛江は新宿まで30分ほどかかる。
近いと言えば近いけど遠いといえば遠い距離。成城学園前で急行に乗り換えなきゃダメというのも手間がかかる。
エンタメは何もない
ボーリング場とかパッティングセンターとかの遊技場がない。パチンコ屋が2軒あるが金がかかるので行かない。
カラオケもあるがかなりしょぼい。ということでエンタメを求めるなら狛江から出たほうが良い。
ゴミ袋が半端なく高い
これが一番最悪だと思う。ゴミ袋一枚が最大サイズで80円もする。一番小さいやつで一枚10円だ。
世田谷区ならゴミ袋は特に指定されていない。なぜこんなにゴミ袋が高いのか?狛江市は小さい市なのでゴミ処理場が無いのである。
世田谷区のゴミ処理場にお金を払って処理してもらうのでその費用が高くなり市民にその負担がかかってくるわけである。
ちなみに狛江市は小さすぎて警察署も税務署も無い。隣の調布警察署と府中の税務署を使わなくてはならない・・・。
と、ぶっちゃけデメリットもいっぱいある。それでも私は狛江市に8年間住み続けた。
住めば都でスーパーも結構あるし、自転車さえあれば割りとどこでも行ける。
隣の世田谷区に行くのも簡単だし多摩川を渡れば川崎市もすぐ。調布や府中も近くて非常に住みやすい。
ちなみに多摩川で釣りをすると遊漁料が必要でおじさんかおばさんが500円を徴収しにくるので支払わなきゃならない!
狛江市に住んでみたメリット・デメリットのまとめ
小田急線を利用できるので都心で仕事をしていれば気軽に下北沢駅周辺でご飯を食べに行くこともできるし、経堂のロフトで買い物したりもできる。
市内にはあちこちに畑が広がっていてのどかだし、最近は住宅着工ブームで新築の建売物件もたくさん建っている。単身者向けの新しい賃貸住宅も増えているので住むにはオススメだと思う。